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早坂隆著 『世界のジョーク日本人集』 中公新書ラクレ 2006年1月10日 238頁 760円+税 日本の列車は正確無比なダイヤが有名だが、あまりにも余裕なさすぎ。 私が利用している小田急でも、終点新宿へ2分でも遅れそうだともう車内放送で 「新宿到着が2分ほど遅れて、お急ぎのところ大変ご迷惑を〜」というおわびアナンウンスが流れます。 いや、べつに、2分遅れても、私はまったくかまわないんですが、かまう人が圧倒的に多いんでしょうね。 2005年のJR福知山線の大事故も、わずか1分半の遅れを取り戻そうとあせったのが、あの死傷者が多数出た事故の原因のひとつだったわけで、海外では列車などというものは基本的に遅れるものと相場が決まっていて、この大事故は海外では「非常に日本的な事故」と映ったそうである。 分単位、秒単位、そんなダイヤを組ませる社会がおかしいのか。 ************************** インドの列車はしょっちゅう遅れる。 しかし、人々も慣れたもので、それにいちいち目くじらを立てて怒る者などいない。みんな、のんびりとお菓子を食べたりしながら、おしゃべりを楽しみ、それぞれの時間を駅で過ごしている。 ところがである。ある日、列車が時間通りに到着し、発車してしまったのだ。乗り遅れた人々は、口を揃えて駅員に抗議した。 「いったいどうしてくれるんだ!いつも遅れるくせに!この責任をどうとるつもりだ!」 すると、駅員はすました顔をしてこう答えた。 「ご安心ください。今の列車は昨日の列車です。今日の列車が来るのはまだまだ先ですから」 (本書P138) ************************** というように本書で紹介されている数々のジョークは、日本社会のさまざまな側面を考え直すきっかけを与えてくれるものが多く、単に「わはははは」と笑ってすませられないものばかりである。 まさに、 「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」(フランシス・ベーコン) Amazonはこちらです↓ |
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